主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成26年8月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 今月の東京における建設関連主要10資材の需要動向は、工事遅延等の影響により、市中物件の大半を占める中小物件向け実需が依然として精彩を欠いており、需要家に材料調達を急ぐ動きは見られない。
 価格面では、前月比(以下同じ)下落が異形棒鋼、コンクリート型枠用合板、燃料油の3資材、変わらずはH形鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生砕石、再生アスファルト混合物、電線、ガス管の7資材で、上伸はなかった。異形棒鋼は、売り上げ確保を目指す流通筋の販売競争からジリ安の展開となった。コンクリート型枠用合板は、南洋材産地における原木不足から大手シッパーが値上げを表明したものの、港頭在庫は高水準であり流通筋は強気な姿勢を打ち出せず下落。燃料油は、原油価格の下落から元売り各社は仕切価格を引き下げ、流通筋も中間三品を中心にこれに追随した結果、5カ月ぶりの下落となった。他の資材は総じて、需要の盛り上がりに欠ける中、需要家の抵抗が厳しく値上げ交渉は進展していない。
 異形棒鋼は下落。この先、鉄くずの値下がりを理由に需要家の値引き要求が強まるとみられるが、メーカー各社は販価維持の姿勢が強い。目先、横ばいで推移。
 H形鋼は変わらず。メーカー各社が減産を継続していることから流通業者の在庫は減少傾向にあるが、具体案件での引き合いはなく需給の引き締まりからくる上昇局面には時間を要する。目先、横ばいで推移。
 セメントは変わらず。主な需要家である生コンメーカーは、骨材価格等の上昇から製造コストが増加しているため、これ以上の値上げには応じない構え。先行き、横ばいで推移。
 レディーミクストコンクリートは変わらず。協組は6月に値上げ表明したが、値上げ前に引き合いが殺到した反動から新規案件は少なく販売店と需要家との価格交渉に進展は見られない。先行き、横ばい推移。
 再生砕石は変わらず。メーカー各社は、製造コストの上昇を理由として販売価格への転嫁を目指しているが、需給緩和の状況下、需要家の購入姿勢は厳しく交渉進展の兆しは見られない。先行き、横ばい推移。
 コンクリート型枠用合板は下落。今後、輸入コスト上昇に伴い、流通筋は売り腰を強める構えだが、需要が盛り上がらない中、値上げ交渉は難航する見通し。目先、横ばいで推移。
 再生アスファルト混合物は変わらず。メーカー各社は製造・輸送コストの上昇を背景に採算確保の姿勢。今後、新規物件の引き合いが本格化する中、売り腰は一層強まるとみられ、目先、強含みで推移。
 電線は変わらず。メーカー各社は、採算確保の姿勢から今後も銅価格の動向を重視して仕切価格を決める意向。銅価格の方向性は不透明だが、短期間で大幅に動くとの見方は少なく、目先、横ばいで推移。
 ガス管は変わらず。設備工事業者の購入姿勢は依然厳しいが、流通筋も採算確保の姿勢から現行販売価格を堅持していく構え。秋口以降、実需回復の見込みは不透明であり、先行き、横ばい推移。
 燃料油は下落。ウクライナやイラクの地政学的リスクは引き続き懸念され、原油価格の下落は一時的との見方。販売数量は低迷しているものの、製品在庫は低水準であることから、目先、横ばいで推移。
<価格動向[東京]> (注)カラー亜鉛鉄板は2014年4月号から特約店(B)価格に変更しました。 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 65,000 66,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 81,000 81,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 76,000 76,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,113 1,113 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,500 10,500 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 12,700 12,700 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,150 1,150 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 71,000 71,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,270 1,290 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 100,000 100,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 9,900 9,900 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 25.2 25.2 525
配管用炭素鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 4,100 4,100 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,330 3,330 656
軽油 ローリー L 119.5 122.5 770
鉄くず ヘビーH2 t 24,000 26,000 776
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●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

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