主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成29年7月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 東京地区の建設関連主要10資材の需要動向は、小形棒鋼の国内の5月出荷量が前年同月比2.9%減、H形鋼が8.1%増(日本鉄鋼連盟)、生コンの東京17区の5月出荷量が18.4%増(東京地区生コンクリート協同組合)、アスファルト混合物の東京地区の5月製造量が0.6%増(日本アスファルト合材協会)。選手村や各種競技場の建設工事が着工されるなどオリンピック施設向け需要が動き出し、都心部の再開発事業も加わり、生コン出荷量が3カ月連続で前年を大幅に上回った。
 価格面では、コンクリート型枠用合板が上伸、軽油が下落。その他、異形棒鋼、H形鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生砕石、再生アスファルト混合物、配管用炭素鋼鋼管(ガス管)、600Vビニル絶縁電線の8資材が横ばいとなった。コンクリート型枠用合板は、需要が盛り上がりに欠けるものの、産地の原木不足などによる現地価格の値上がりから小幅上伸。軽油は、軟調に推移した原油価格を受けて、元売り各社が仕切価格を引き下げ下落となった。
 異形棒鋼は横ばい。市中荷動きが低迷するなか、原料の鉄スクラップ価格が反発したため、メーカー各社は現行価格を維持。オリンピック施設向けの本格化はまだ先との見方が多く、目先も横ばいの見通し。
 H形鋼は横ばい。都心部のプロジェクト向け需要は堅調も市中取引の大半を占める中小物件向けは低調。主要電炉メーカーは販価を据え置いた。需要の本格化はまだ先との見方から、先行きも横ばいの見通し。
 セメントは横ばい。5月の国内販売量は前年同月比8.7%の増加。メーカー各社は値上げ未達分の交渉を継続するも、主な需要家である生コンメーカーの抵抗強く浸透していない。先行きも横ばいの見通し。
 レディーミクストコンクリートは横ばい。オリンピック施設や再開発事業などで需要は好調。3カ月連続で前年同月を上回った。協組の値上げは需要家の抵抗を受け浸透していない。先行きも横ばいの見通し。
 再生砕石は横ばい。廃材の発生量が堅調だが、製品需要は低迷しているため、市中在庫は増加傾向。メーカー各社は今後の大型物件に備え、売り急ぎせず現行価格を維持している。先行きも横ばいの見通し。
 コンクリート型枠用合板は上伸。需要低迷のなか、産地の原木不足などによる現地価格上昇を受けて流通筋が販価を引き上げた。仕入価格は伐採税の引き上げから先高が予想され、先行きも強含みの見通し。
 再生アスファルト混合物は横ばい。小口物件が中心で荷動きは低迷している。需要家による値下げ要求が続くものの、メーカー各社は採算悪化を懸念し要求には応じていない。先行きも横ばいの見通し。
 電線は横ばい。銅価格の上昇受けたメーカー各社は値上げに取り組んでいるが、需要家は値上げに難色を示しており浸透していない。荷動きが本格化するのは秋口以降との見方が多く、目先も横ばいの見通し。
 ガス管は横ばい。足元の需要は低迷している。高炉メーカーの値上げを受けた流通筋が需要家と交渉するも抵抗強く浸透していない。在庫の緩みが解消されるのはまだ先との見方から、目先も横ばいの見通し。
 軽油は下落。軟調に推移した原油価格を受けて、元売り各社が仕切価格を引き下げ、流通筋が追随した。原油相場が反転するも世界的な供給過剰感もあり、市場は模様眺めの様相。目先は横ばいの見通し。
<価格動向[東京]> 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 56,000 56,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 73,000 73,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 74,000 74,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,134 1,134 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,500 10,500 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 13,000 13,000 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,150 1,150 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 63,000 63,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,200 1,190 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 69,000 69,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 9,200 9,200 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 22.5 22.5 525
配管用炭素鋼鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 3,940 3,940 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,160 3,160 656
軽油 ローリー L 84 85 770
鉄スクラップ ヘビーH2 t 16,500 14,500 776
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●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

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