主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成26年4月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 今月の東京における建設関連主要10資材の需要動向は、消費税増税による影響から一時的に需要の落ち込みがみられるものの、総じて連休明け以降の需要増に期待が高まっている。
 価格面では、前月比(以下同じ)上伸が燃料油の1資材、下落が異形棒鋼、電線の2資材。変わらずはH形鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生砕石、コンクリート型枠用合板、再生アスファルト混合物、ガス管の7資材。燃料油は元売り各社の仕切価格引き上げにより値上げが浸透。異形棒鋼は鉄くずの値下がりと流通筋の値引き販売から昨年8月以来の下落。電線は銅建値が軟調に推移したことでメーカー各社の仕切価格引き下げを流通筋も追随し下落。他の資材は需要家の厳しい対応で、値上げ交渉が難航している。
 異形棒鋼は下落。需要家の値引き要求はさらに強まるとみられるが、鉄くず市況が強含みに転じていることから、メーカーおよび流通各社は収益確保の姿勢を堅持するとみられる。先行き、横ばい推移。
 H形鋼は変わらず。流通各社は値上げ交渉を続けているが、需要家の購入姿勢は依然として厳しい。5月の連休明け以降は需要増が見込めるものの、流通各社の販売量は低水準にあることから、目先、横ばい推移。
 セメントは変わらず。メーカー各社は値上げ額の引き下げや時期に重点を置いた交渉を行っており、需要家は値上げに対し理解を示し始めている。先行き、強含みで推移。
 レディーミクストコンクリートは変わらず。販売店各社は値上げ未転嫁分の交渉を継続しているが、需要家の購入姿勢は厳しく、これ以上の値上げ受け入れには難色を示している。先行き、横ばい推移。
 再生砕石は変わらず。メーカー各社は運搬費上昇を主な理由として、需要家との値上げ交渉に臨んでいるが交渉は難航、需要の回復もしばらく先になるとの見方が多い。先行き、横ばいで推移。
 コンクリート型枠用合板は変わらず。流通筋は輸入コスト増加分を転嫁すべく売り腰を強めたが、需要に一服感が漂うなか、需要家は値上げに抵抗感を示し上伸に至らず。先行き、横ばい推移。
再生アスファルト混合物は変わらず。メーカー各社は値上げ表明し今後交渉を進める見込みだが、工事の採算性を重視する需要家の指し値は厳しく、交渉は難航が予想される。目先、横ばいで推移。
 電線は下落。今年度も首都圏の再開発工事や太陽光発電設備工事などが重なり、需要は堅調に推移する見込み。銅価格の今後の動向は不透明ながら、大幅に動くとの見方は少ない。目先、横ばい推移。
 ガス管は変わらず。流通筋では売り腰を強めるも需要家の抵抗が厳しく交渉は難航。メーカーは減産体制を継続中だが、在庫整理にはもう少し時間がかかりそう。先行き、横ばい推移。
 燃料油は上伸。流通筋の売り腰が強まり値上げが浸透。市場では消費税増税前の駆け込み需要の反動が懸念されているものの、引き続き在庫は低水準で推移するとの見方が多い。目先、横ばいで推移。
<価格動向[東京]> (注)カラー亜鉛鉄板は2014年4月号から特約店(B)価格に変更しました。 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 68,000 69,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 83,000 83,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 76,000 76,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,113 1,113 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,300 10,300 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 12,700 12,700 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,150 1,150 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 73,000 70,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,310 1,310 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 100,000 100,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 9,900 9,900 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 24.4 25.2 525
配管用炭素鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 4,100 4,100 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,330 3,330 656
軽油 ローリー L 116.5 114 770
鉄くず ヘビーH2 t 23,000 24,000 776
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●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

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