主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成28年4月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 今月の東京における建設関連主要10資材の需要動向は、新年度に入り間もないということもあり、荷動きは精彩を欠いている。
 価格面では、前月比下落が、H形鋼、再生砕石、コンクリート型枠用合板の3資材、変わらずが、異形棒鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生アスファルト混合物、電線、ガス管の6資材、上伸が軽油の1資材であった。下落した資材では、H形鋼が、需要低迷から流通業者の受注競争が増し3カ月連続の下落、再生砕石が需給緩和の状況下、在庫処分や売上確保を優先するメーカーを中心に受注競争が増し下落、コンクリート型枠用合板が、需要低迷から需要家の当用買いが続いており6カ月連続の下落となった。一方、上伸した資材では、軽油が、原油価格の上昇を受けた元売り各社の仕切価格が引き上げられて9カ月ぶりに上伸となった。
 異形棒鋼は変わらず。メーカー各社が製品値上げを表明したが、需要が低迷しているため、下値の切り上げに留まっている。原料の鉄スクラップ価格が大幅に上昇したため、先行き、強含みの見通し。
 H形鋼は3カ月連続の下落。大型建築プロジェクト向けが堅調だが、需要の中心である中小物件向けが低迷し、数量確保を優先した流通業者の安値販売が拡大した。先行き、横ばいの見通し。
 セメントは変わらず。メーカー各社は過去の値上げ受け入れ額が不充分な需要家に上積みを求めているが、需給緩和の状況下、需要家の抵抗が強く交渉は進展していない。先行き、横ばいの見通し。
 レディーミクストコンクリートは変わらず。協組は五輪関連施設などの今後の大口需要を見込み値上げの意向にあるが、需要低迷のなか需要家との交渉は進展していない。先行き、横ばいの見通し。
 再生砕石は下落。市中取引は小規模工事が中心で在庫量は高水準にある。需給緩和のなか、在庫処分や売上確保を優先するメーカーを中心に安値販売が拡大した。先行き、横ばいの見通し。
 コンクリート型枠用合板は6カ月連続の下落。2月の首都圏マンション着工戸数(国交省調べ)が前年同期比5%減少するなど需要が低迷しており、需要家の当用買いが続いている。目先も弱含みの見通し。
 再生アスファルト混合物は変わらず。原材料のストアス下落を受けて、需要家は値引き要求を強めている。メーカー各社は現出荷水準では採算的に厳しいと要求に応じていない。目先、横ばいの見通し。
 電線は変わらず。新年度入り後も荷動きは精彩を欠いている。メーカー、流通業者は採算を確保すべく現行価格を維持している。円高で銅価格の下落を予想する声があるものの、目先、横ばいの見通し。
 ガス管は変わらず。需要の中心である中小物件が振るわず荷動きは低調。メーカーは需要見合いの生産を継続し適正在庫に努め、流通筋は現行価格を維持している。先行き、横ばいの見通し。
 燃料油は、軽油のローリー渡し、レギュラーガソリンのスタンド渡しともに9カ月ぶりの上伸。原油相場が上昇に転じ、元売りが仕切価格を引き上げ、流通筋が転嫁値上げを行った。目先、横ばいの見通し。
<価格動向[東京]> 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 47,000 47,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 68,000 69,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 69,000 70,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,108 1,108 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,500 10,500 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 13,000 13,000 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,150 1,200 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 63,000 63,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,290 1,330 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 57,000 69,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 10,000 10,000 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 20.4 20.4 525
配管用炭素鋼鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 3,940 3,940 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,410 3,410 656
軽油 ローリー L 74 71 770
鉄スクラップ ヘビーH2 t 13,000 9,000 776
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●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

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