主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成27年6月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 今月の東京における建設関連主要10資材の需要動向は、夏場に向けて需要増の期待が高まっているが、全体の荷動きに勢いをつける力強さは見られない状況が続いている。
 価格面では、前月比(以下同じ)上伸がコンクリート型枠用合板、電線、燃料油の3資材、変わらずが、異形棒鋼、H形鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生砕石、再生アスファルト混合物、ガス管の7資材で、下落資材はなかった。コンクリート型枠用合板は、南洋材産地での違法伐採取り締まりの強化や円安進行から先高観が強まり、流通筋は売り腰を強めた結果、需要家の一部で早めに手配する動きが見られ上伸。電線は、国内電気銅建値が高値で推移したことで、メーカーが仕切価格を引き上げ流通筋もこれに追随。燃料油は、アメリカの好調な経済指標の影響で、需給が引き締まるとの予測から原油相場が続伸したことを受け、元売り各社は仕切価格を引き上げ流通筋が価格転嫁を進めた結果、上伸。他の資材は、総じて需要家の購入姿勢が厳しく、値上げ交渉に進展は見られない。
 異形棒鋼は変わらず。流通筋は需要家の値引き要請に応じず、安値回避の動き。需要が高まる時期はまだ先になると予想され、供給側と需要家のこう着状態は続くとみられる。目先、横ばい推移。
 H形鋼は変わらず。中小物件向けの実需は依然として精彩を欠いており、原材料の価格動向が不透明な状況から需要家の購入姿勢は弱く、上値の重い展開が続くとみられる。目先、横ばいで推移。
 セメントは変わらず。メーカー各社は、従前の値上げ未達分について価格交渉を継続しているが、需要家の抵抗は強く、交渉に進展は見られない。先行き、横ばいで推移。
 レディーミクストコンクリートは変わらず。販売店各社は値上げ積み残し分の交渉を継続しているが、既に値上げの一部を認めた需要家の購入姿勢は厳しく進展は見られない。先行き、横ばいで推移。
 再生砕石は変わらず。需給緩和を背景に、需要家の値引き要求は厳しいが、メーカー各社は湾岸地区の大口需要により需給が引き締まると見込んで、安値売りを回避している。先行き、横ばいで推移。
 コンクリート型枠用合板は上伸。流通筋は需給の引き締まりとともに、コスト上昇分を転嫁するため、さらに売り腰を強めるものとみられる。先行き、強含み推移。
 再生アスファルト混合物は変わらず。需要家は年度末にかけてストアスが続落したことを背景に引き続き値引き要求を強めているが、価格交渉は長期化の様相を呈している。目先、横ばい推移。
 電線は上伸。メーカーは今後も原材料である銅価格の動向を重視して仕切価格を決める意向。銅価格の今後の動向は不透明だが、短期間で大幅に動くとの見方は少ない。目先、横ばい推移。
 ガス管は変わらず。不需要期であることから荷動きは精彩を欠いており、値上げ浸透には時間を要するとの見方が強い。先行き、横ばい推移。
 燃料油は2カ月連続の上伸。元売り各社の原油調達コストは上昇傾向にあり、流通筋は積み残し分の価格転嫁を急いでいる。目先、強含みで推移。
<価格動向[東京]> 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 59,000 59,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 78,000 78,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 74,000 75,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,113 1,113 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,500 10,500 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 13,000 13,000 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,200 1,200 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 66,000 66,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,390 1,370 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 72,000 72,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 10,200 10,200 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 25.2 24.4 525
配管用炭素鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 4,100 4,100 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,500 3,500 656
軽油 ローリー L 92.5 90.5 770
鉄くず ヘビーH2 t 19,500 18,500 776
arrow主要建設資材・市場単価の市況動向と価格動向トップへ

●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

ページ先頭へ