主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成26年12月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 今月の東京における建設関連主要10資材の需要動向は、公共土木物件向けは堅調に推移しているものの、民間建築関連において一服感が強く、全体として荷動きは依然精彩を欠いている。
 価格面では、前月比(以下同じ)上伸がコンクリート型枠用合板、電線の2資材、下落が異形棒鋼、燃料油の2資材、変わらずはH形鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生砕石、再生アスファルト混合物、ガス管の6資材であった。コンクリート型枠用合板は、円安進行のうえ原木調達コストが上昇傾向にあり、流通筋は輸入コスト増加分を転嫁すべく売り腰を強め続伸した。電線は、メーカーが採算維持のため仕切価格を引き上げ、流通筋もこれに追随し上伸。異形棒鋼は、流通筋が需要家の値引き要請に一部応じたことで小幅下落。燃料油は、円安によるコスト上昇分以上に原油価格の下落が進んだことで、元売り各社は仕切価格を引き下げ流通筋も追随し下落した。他の資材は、総じて需要家の購入姿勢が厳しく、現行価格維持が精いっぱいの状況が続いている。
 異形棒鋼は2カ月連続の小幅下落。メーカー各社は量よりも価格重視の姿勢から販売価格を維持する構え。このため、流通筋の口銭を削る販売競争は沈静化するとみられている。目先、横ばい推移。
 H形鋼は変わらず。取引が活発化するような中小物件は依然として停滞感が強く、需給の引き締まりからくる上昇局面には時間を要する見通し。目先、横ばいで推移。
 セメントは変わらず。メーカー各社は上積み交渉を継続しているが、主な需要家である生コン業者は採算重視の姿勢から、これ以上の値上げには応じない構え。先行き、横ばいで推移。
 レディーミクストコンクリートは変わらず。手持ち工事の採算確保を優先する需要家の購入姿勢は依然として厳しいが、大口物件を対象とした本格的な価格交渉も散見される。先行き、横ばいで推移。
 再生砕石は変わらず。需要が低迷する状況下、需要家の指し値は厳しいが、メーカー各社は安易な安値販売を回避し、現行価格水準を堅持している。先行き、横ばいで推移。
 コンクリート型枠用合板は2カ月連続の上伸。先高観が強まるなか、商社は先物契約量を抑えており、入荷量減少から需給の引き締まりも予想される。先行き、強含みで推移。
 再生アスファルト混合物は変わらず。原油価格急落を背景にストアスの下落が確実視されるなか、需要家の指し値は厳しさを増しており、これまでの値上げムードは一掃された。先行き、横ばいで推移。
 電線は上伸。メーカーは今後も銅価格の動向を重視して仕切価格を決める意向。銅価格は国際情勢や為替の影響で今後の動向は不透明だが、短期間で大幅に動くとの見方は少ない。目先、横ばいで推移。
 ガス管は変わらず。一部の流通筋では安値販売に応じるケースが散見され、設備工事業者間の受注競争も激化するとの見方があり、今後安値傾向が強まりそう。先行き、弱含みで推移。
 燃料油は5カ月連続の下落。12月以降も原油相場は引き続き軟調に推移するとみられる。国内需要も低迷していることから、目先、弱含みで推移。
<価格動向[東京]> 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 63,000 64,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 80,000 80,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 76,000 76,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,113 1,113 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,500 10,500 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 12,700 12,700 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,200 1,200 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 67,000 67,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,350 1,330 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 100,000 100,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 10,200 10,200 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 25.8 25.2 525
配管用炭素鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 4,100 4,100 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,500 3,500 656
軽油 ローリー L 107.5 110 770
鉄くず ヘビーH2 t 22,000 22,000 776
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●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

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