主要建設資材の市況動向と価格動向

主要建設資材の市況動向 平成29年3月10日現在
対象地区:東京

<総括>
 東京地区の建設関連主要10資材の需要動向は、小形棒鋼の国内の1月出荷量が前年同月比3.2%増、H形鋼が6.0%増(日本鉄鋼連盟)、生コンの東京17区の1月出荷量が0.2%増(東京地区生コンクリート協同組合)、アスファルト混合物の東京地区の1月製造量が5.1%増(日本アスファルト合材協会)。オリンピック関連工事向けの出荷が始まるなどで、生コン出荷量が17カ月ぶりに前年実績を上回った。
 価格面では、異形棒鋼、H形鋼、セメント、レディーミクストコンクリート、再生砕石、コンクリート型枠用合板、再生アスファルト混合物、600Vビニル絶縁電線、配管用炭素鋼鋼管(ガス管)、軽油の10資材全てが横ばい。先月まで3カ月連続で上伸していた異形棒鋼、H形鋼、コンクリート型枠用合板は、実需の低迷から需要家の当用買い姿勢が強まり横ばい。同じく4カ月連続で上伸していた軽油は、OPECと非加盟産油国の協調減産から原油価格が小幅上伸したものの、流通筋の価格転嫁が進まず横ばい。
 異形棒鋼は横ばい。マンション向け中心に需要は低迷。販売側と需要家のこう着状態が続いている。鉄スクラップ、電力料金の上昇見込みなどからメーカー各社の値上げ姿勢は強い。目先は強含みの見通し。
 H形鋼は横ばい。市場の大半を占める中小物件向けに需要が低迷するなか、需要家はメーカー値上げに難色を示している。流通筋は仕入れ価格上昇分の転嫁値上げの姿勢を強めている。目先は強含みの見通し。
 セメントは横ばい。1月の国内販売量は前年同月比4.4%増。3カ月連続で前年実績を上回った。メーカー各社は値上げ未達分の交渉を継続する姿勢だが、交渉は難航が予想される。先行きも横ばいの見通し。
 レディーミクストコンクリートは横ばい。東京17区の出荷量は17カ月ぶりに前年実績を上回った。今後もオリンピック関連工事、再開発事業向けに需要は上向くとの見方が多い。先行きも横ばいの見通し。
 再生砕石は横ばい。オリンピック関連の地盤改良工事向けが本格化するなどに需要は好調。一方、廃材の発生量は少なく需給はタイトな状態。メーカー値上げに需要家の反発強く、先行きも横ばいの見通し。
 コンクリート型枠用合板は横ばい。1月の輸入合板入荷量は前年同月比17.4%増。市場での品薄感は払拭された。需要家の当用買いが続いており、流通筋の値上げ交渉は難航している。目先も横ばいの見通し。
 再生アスファルト混合物は横ばい。昨年度のストアス下落に対して製品の値下げ額は不十分として需要家は値下げ要求を続けているが、メーカーは受け入れず現価格を維持している。先行きも横ばいの見通し。
 電線は横ばい。年度末需要は例年より盛り上がりに欠けている。メーカー、流通筋ともに、売り腰を強めているが、需要家の購入姿勢は厳しく、値上げ浸透には時間を要す見込み。目先も横ばいの見通し。
 ガス管は横ばい。高炉メーカーが生産調整するも需要低迷から需給バランスに改善は見られない。流通筋はメーカー値上げの転嫁に取り組んでいるが需要家の反発強く難航している。先行きも横ばいの見通し。
 軽油は横ばい。原油相場はOPECと非加盟産油国の協調減産により小幅上昇。一部元売りは仕切価格を引き上げたが、流通筋に数量確保を優先する動きが見られ価格転嫁が進まなかった。目先も横ばいの見通し。
<価格動向[東京]> 
品名 規格 単位 価格 前月価格 前月比 気配 掲載ページ 市況と価格推移
異形棒鋼 SD295A D16 t 54,000 54,000 16
H形鋼 SS400 200×100×5.5×8mm t 72,000 72,000 22
中厚板 無規格品 16〜25×1,524×3,048mm t 74,000 74,000 36
カラー亜鉛鉄板 0.35×914×1,829mm 1,134 1,108 50
セメント 普通ポルトランド バラ t 10,500 10,500 75
レディーミクストコンクリート 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) m3 13,000 13,000 86
再生砕石 再生クラッシャラン 40〜0mm(17区) m3 1,150 1,150 125
管柱 杉(KD) 3.0m×10.5×10.5cm m3 63,000 63,000 156
コンクリート型枠用合板 12×900×1,800mm 輸入品 1,190 1,190 172
ストレートアスファルト 針入度60〜80 ローリー t 63,000 63,000 217
再生アスファルト混合物 密粒度13(14区) t 9,700 9,700 209
600Vビニル絶縁電線 W 1.6mm 単線 m 21.8 21.8 525
配管用炭素鋼鋼管(ガス管) 白ねじ付き管 50A 4m 3,780 3,780 636
硬質ポリ塩化ビニル管 VP100A 4m 3,160 3,160 656
軽油 ローリー L 86 86 770
鉄スクラップ ヘビーH2 t 20,500 18,000 776
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●問い合わせ先 一般財団法人 建設物価調査会  調査統括部 調査統括課 電話:03−3663−3892

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