結果からは、総工事費単価の地域差は少なく規模が大きくなると割高になる価格傾向や、工事費と明確に分離されている設計料の状況、また建物概要(建物規模や屋根形状、仕上等)の地域的傾向など、個人住宅の様々な現状を確認することができました。
この研究は、「JBCI」調査に寄せられた多くの方々の要望に応えて実施したもので、非木造建築の調査では対応していない「個人住宅」の価格情報充実を目的に、契約価格(プライス)がどのような要因の影響を受けて形成されているか、各地域の建物概要と工事費との相関性などについて様々な要因分析を行っています。
全国の設計事務所、建設会社、発注機関等、多くの協力者の賛同を得て約750件の契約事例を収集、全国を10地区に区分してデータを集計しており、結果からは、平均値だけでは語ることのできなかった規模別の価格分布状況や地域別建物概要、設計者(設計事務所・施工会社)や供給方式(注文建築・建売)などによる設計費の違いなど、サンプルが示す様々な個人住宅の価格傾向を客観的に分析しています。 |